商品制作ディレクターより

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• この作品は我々ユニバーサルミュージックの「音楽のある風景」制作チームが一丸となって取り組んだ作品です。とにかく我々が納得いく楽曲だけを収録しようということで、選曲をおこない、企画書を持ってアーティストや事務所にお願いする日々でした。なかなか簡単にうんと言っていただけなくて…、結局、発売まで４年という時間がかかったのです。とても長い道のりだっただけに、この作品には特別な思い入れがあります。ぜひひとりでも多くの人に聴いていただきたいです。
  
  わたしもこれらの歌が流行ったときは青春期の真ん中で右往左往していて、そしてたくさんの歌に救われました。喜び、悩み、悲しみ、涙、希望、夢…。まさに当時の歌は青春を歌っていました。全国津々浦々で懸命に生きた皆さんの青春もまた、これらの歌の向こうに透けて見えるはずです。あの熱かった日々が。そしてわたしは思うのですが、実は青春は終わってなどいないのではないでしょうか。曲を聴いたときの胸のトキメキは確かにあの頃と同じです。青春の歌は当時と同じように今を生きる皆さんに寄り添い、夢や希望を与えてくれるはずです。
  
  最後に、この作品を制作中にときどき故忌野清志郎さんのことを思いました。ご存命なら今の社会を見て何て仰るだろう？ そしたらどこからか「愛し合ってるか～い！」という彼の声が聞こえた気がしました。そんな思いもまたこれを聴いてくださるみなさんと共有できたら素敵だなと思います。中にアンケート葉書が入っているので、みなさんの思いを書いて送ってください。スタッフ一同楽しみにしています。
  
  ユニバーサルミュージック
  チーフ・プロダクトマネージャー　
  佐藤 邦彦